ボストンについて
明治27年(1894年)、当時20歳の栗栖百三郎はアメリカで洋菓子の技術を習得し、帰国後の大正12年(1923年)に北榎町(現在の広島市中区榎町)に広島初の菓子工房を開きました。
創業当初、日本における洋菓子作りはまだ黎明期で、バターやクリームさえも貴重品とされていた時代でした。
そこで百三郎はシンプルな材料でおいしく作れるアメリカの素朴なお菓子に着目し、試行錯誤を重ねながらボストンパイなどの人気商品を生み出したのです。
ボストンはこの小さなフードストーリーを原点に、約100年もの間みなさまに愛され、親しまれるお菓子を作り続けてまいりました。
そして現在、創業当時より受け継ぐ伝統の味は守りつつ素材そのものが持つおいしさをより活かした、時代を感じさせる新しいお菓子作りにも取り組んでおります。
これまでお客様からいただいた、たくさんの「おいしい笑顔」に感謝の心をこめて…。
私たちはこれからも「身近な幸せ」と「おいしさ」をみなさまにお届けいたします。